アフターコロナのサプライチェーンと環境

昨日、全国で発出されていた緊急事態宣言は全て解除されました。 首相会見はニュースやテレビでも扱っていますが、会見の全文を読むと取りこぼしが無くてよいかと思います。 https://www.sankei.com/polit…/…/200525/plt2005250033-n1.html

環境分野の研究者として気になるのは、今後のサプライチェーンの切り替えが、グローバルの環境にどう影響を与えるかです。

サプライチェーン・・・製品の原材料・部品の調達から、製造、在庫管理、配送、販売、消費までの全体の一連の流れ

グローバル経済はブレグジット、トランプ、米中貿易戦争で瓦解しつつあり、これに伴いサプライチェーンの切り替えが進んでいます。

コロナが本格的な切り替えを後押ししているような印象です。

日本でも、最近ですと、3月5日の未来投資会議において、ものづくりの国内回帰が方針として示されましたが、これもサプライチェーン切り替えの一環です。 東南アジアとのサプライチェーンも構築すると方針にありますが、これはTPP11を見据えてのことだと思います。

4月15日に、日本の様々な企業が一斉にマスクや消毒薬、人工呼吸器などの医療機器を製造する等といったニュースが出ましたが、これは官邸と経団連とで話がついた、ということを意味しています。 コロナは第3波、第4波と来る可能性があり、継続的な体制づくりを企業に依頼したと理解していますが、これも重要物資を国内で賄うということで、サプライチェーンの切り替えに関係してきます。 アビガンの原薬を国内で作るという話もあります。

今後、サプライチェーンは国内で完結するもの、ブロック経済のような形になっていくものに再構築されていくのではないかと予想しています。 このとき、グローバル経済と比べて環境への影響はどうなるのか。

経済学者は産業連関表などを使ってマクロな影響を計算できるかと思いますが、私的には生活やまちづくりなど、ミクロな影響のところに興味があるところです。

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